2026年5月16日,17日の2日間,千葉県の幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1〜8と国際会議棟2Fにて,VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」のリアルイベント「にじさんじフェス2026」が開催された。

開催前日にあたる5月15日には,“独立した惑星”がテーマのライブイベント「Uncharted Spheres」が行われた。

本稿では,大盛況のうちに終了したライブの様子をレポートしていく。出演者と担当する惑星は以下のとおりだ。

なお,本イベントの配信視聴チケットは5月31日23:59まで購入できる。視聴期間は6月1日23:59までだ(視聴ページはこちら)。本稿では,ライブ内容のネタバレを含むので,これから観る人は注意してほしい。

開演時間になると壮大な音楽が流れ,それぞれ担当する“惑星”を掲げた8人が登場! 全員で歌い上げたのは「蒼穹のファンファーレ」(FictionJunction feat.藍井エイル & ASCA & ReoNaカバー)では,冒頭からライブの世界観にグッと引き込まれていく。

“歌唱力”に特化した8人が集った本ライブでは,前半(第1部)・後半(第2部)に分かれた構成となっており,前半ではライブの世界観に沿ったセットリスト,後半では通常の「にじさんじ」ライブを意識したセットリストが組まれていた。また前半は,ほぼMCなしで楽曲が展開されるという,これまでにない試みもされていた。

「皆,いくぞー!」と声をかけ,早乙女さんが歌唱したのは「Los! Los! Los!」(ターニャ・デグレチャフ[悠木碧]カバー)。ステージから炎が吹き出すなど,“火星”らしい演出でトップバッターを飾る。 ペンライトを持ち「RPG」(SEKAI NO OWARIカバー)を歌ったのは力一さん,長尾さん,伊波さんで,先日のVACHSSライブでも見られたリフター演出で観客を驚かせていた。

関連記事

町田さんのアカペラからはじまった「誰かの願いが叶うころ」(宇多田ヒカルカバー),ダンサーとともに踊る東堂さんの「黒い雫」(Superflyカバー),町田さんと長尾さんによる「サンドリヨン」(シグナルPカバー)と魅力ある楽曲が続いていく。

特に「サンドリヨン」は過去に「歌ってみた動画」が投稿されていることもあり,生で聴ける機会にうれしさを感じる方も多かったのではないだろうか。

客席からの手拍子でステージを沸き立たせたのは,力一さん,町田さん,東堂さん,伊波さんによる「群青」(YOASOBIカバー)だ。幻想的な空間で聴く楽曲は,4人のハモリも相まって,普段とは少し違った印象を抱かせる。終盤では「皆一緒に歌いましょう!」と一体感のある雰囲気もうかがえた。

圧倒的な存在感で客席を圧倒していた戌亥さんの「名前のない怪物」(EGOISTカバー),やさしい歌声で会場を包み込んだ社さんによる「赤橙」(ACIDMANカバー)と,いよいよ前半もラストスパートに。

第1部のラストは,ピアノなどによるアレンジが素敵な「Virtual to LIVE(Classical Arrangement)」で締めくくられ,「太陽はあなた方です」というメッセージも観客に余韻を残した。

後半の冒頭では「Arc goes oN」の歌唱に加え,MCでは3Dが初お披露目となる早乙女さんにも焦点が当てられる。早乙女さんが客席に「かわいい〜?」と問いかけるなど,初の有観客ライブにうれしさをにじませる彼女の表情も見どころだ。

力一さんは前半同様,「M八七」(米津玄師カバー)で宇宙らしさを表現。そして「にじさんじダンス部」のメンバーでもある長尾さんと東堂さんは「Clap and Clap」(Da-iCEカバー)で日々の練習の成果を十分に発揮していた。

今月にデジタルリリースされたばかりのオリジナル楽曲「怪談」を披露したのは長尾さんだ。迫力ある演出やこだわりからは,彼の世界観が存分に感じられる。加えてライブ終了直後には,同曲のMVも公開されているため,2つの「怪談」を見比べてみるのも面白そうだ。

「ファイアダンス」(Vivid BAD SQUADカバー)で会場を熱くしたのは社さん,伊波さん,早乙女さんで,歌唱後には「やったー!」「楽しかった!」など,やりきったという感情が伝わってくるようなやりとりも印象的だ。原曲は4人で歌唱していることもあり,今回早乙女さんが2人分のパートを担当している……という裏話もMCでは語られていた。

「ラストスパート,ブチ上げて行こうぜ!」と声をかけ,会場をより一層盛り上げた伊波さんの「IRIS OUT」(米津玄師カバー),力一さん,町田さん,戌亥さんが「25時の情熱」(25時,ナイトコードで。カバー)を歌い上げるなど,ライブは徐々に終盤へと近づいていく。

最後には8人が再度集結し,社さんの「皆のことをさらに好きになった」,町田さんの「ひとりひとりから刺激をもらった」,力一さんの「練習の日々は非常に濃厚だった」といったメンバーやライブにかける思いなどが語られた。

ラストで8人が披露した楽曲は,ファンにとっておなじみの「Virtual to LIVE」。30曲以上が展開され,ボリューム満点だった“前夜祭”は,無事に幕を閉じた。

Extracted and lightly reformatted for readability. · Source: ja