Xbox Game Studiosは2026年5月19日,「Forza Horizon 6」(PC / Xbox Series X|S。PS5版は年内予定)の正式リリースを予定している。 4Gamerでは,4月にプレビュー版のプレイレポートを掲載しているが,今回は製品版とほぼ同等の日本語ローカライズ対応ビルドを体験する機会を得た。
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シリーズ初の舞台となる“日本のカーカルチャー”を表現したオープンワールドはもちろん,本作がどのような「遊びの枠組み」を持っているのか。ハンドルを握り,じっくりと探索して見えてきた,本作ならではの楽しさをお伝えしたい。
「Forza Horizon 6」の遊びの入口となるシングルプレイは,日本で開催される“走りの祭典”「Horizon フェスティバル」に参加する形で進んでいく。プレイヤーの目標は,さまざまなレースやアクティビティに挑戦して,上位の「リストバンド」を獲得することだ。
ただオープンワールドを巡ってレースを戦うだけでなく,2人の友人と競い合いながらチャレンジしていくという,ちょっとしたストーリー仕立てになっているところもポイントだろう。
フェスティバルの大舞台に招待されるには,各地に点在する予選への出場を繰り返す必要がある。そしてランクアップの条件を達成すると,新たなリストバンドへの挑戦権に加えて,新しい車もプレゼントされる。 目の前の課題を乗り越え,ランクを上げて,次なる挑戦へ。基本的なゲームサイクルはシンプルで分かりやすく,シリーズ初心者も戸惑うことはないはずだ。
「Forza Horizon」の魅力は,道なき道も突き進める圧倒的な自由度。だが,自由なあまり,プレイヤーが途方に暮れてしまわないような配慮も施されている。 本作はナビゲーション機能が充実しており,マップには挑戦可能なアクティビティがすべて表示され,目的地として設定すれば完璧に道順を教えてくれる。それだけでなく,カーナビのAIには「おすすめのチャレンジ」を提案する機能まで備わっている。
カーラジオから流れてくるパーソナリティのトークも,曲と曲をつなぐためだけのものではない。耳を傾けていると「あの近辺に珍しい車が眠っているらしい」などと,貴重な「お宝車」に関する情報が流れてきたりする。 ゴキゲンなミュージックを聴きながらドライブしていたはずが,いつの間にかお宝探しに夢中だった……こんな風に“楽しい”が自然に連鎖していく。もちろん,トークも日本語にローカライズされているので安心してほしい。
リストバンドのランクを上げるべく,ひたすらレースに明け暮れるもよし。どこかを目指すわけでもなく,ドライブを楽しみながら気が向いたときに参戦するもよし。お宝探しだって,なかなかのボリュームだ。 プレイヤーのその日の気分に合わせて,遊び方の「濃度」を自由に変えられる。
本作を遊んでみて,とくに「うまい作りだな」と感心させられたのが,中古車(アフターマーケットカー)の扱いだ。道端や駐車場に停められた車のなかには,格安の価格で購入できるものがある。
全車コンプリートを狙うプレイヤーであれば,片っ端から買っていくだろうが,これを“作業”にしてしまうのは少々もったいない。というのも,中古車が販売されている近辺のレースやアクティビティでは,その車が「役に立ちやすい」傾向があるように感じたからだ。
「Forza Horizon」シリーズにおける車の特性は細かく設定されており,その挙動も強い個性が再現されている。例えば,ハイテクでガチガチに固められた現代のスポーツカーが「素直な優等生」だとすれば,シルビア K'sは気を抜くとすぐに尻を振る「じゃじゃ馬」のようだ。
レースのコースによっては,最高速よりも「小回りと低速からの加速」が勝負を分けることもある。中古車は新しいマシンを入手するバリエーションというだけでなく,「このあたりでは,こういう特性の車が向いているよ」と伝えてくれるアドバイスにもなっているようだ。
実際,なかなか勝てなかったレースに,近くで見つけた中古車でリベンジしてみたところ,あっさり勝利したことが何度もあった。もちろんコースが頭に入ったからとか,ライバルマシンの動きとかも絡んでくる話だが,あくまで傾向として受け取ってもらえたら幸いだ。
「そんなお節介は不要だ!」というストイックなプレイヤーも少なくないだろう。それでも,車やチューニングの知識があまりないライトな車好きにとって,遊びやすいゲームデザインであることは確かだ。
少なくとも,筆者は新しいレースやアクティビティに向かう道すがら,「近くに中古車は売ってないか?」とスピードを落として走っている。すると,以前にもまして景色が目に飛び込んできて,ますますドライブが楽しくなったのは気のせいだろうか。
「Forza Horizon」シリーズを語るうえで,フェスティバルから離れた「観光」の楽しさは外せない。「デイトリップ」と呼ばれるアクティビティでは,観光案内やスーパーカーの蘊蓄を耳にしながら,ゆったりと日本の名所巡りを楽しめる。
もちろん,カーナビの指示をあえて無視して,道なき道を突き進む「ショートカット」だって忘れちゃいけない。あぜ道を横切り,高架の下を抜け,木々の生い茂る斜面を駆け下りる。パワフルなマシンで日本の原風景を蹂躙していく“やんちゃな走り”は,本作の独自性にほかならない。
自由に満ちたドライブを彩ってくれるのが,カーラジオの存在だ。ジャンルごとに分かれたチャンネルには,J-POPやヒップホップ,クラブサウンド,さらにはクラシックまでそろっている。 特筆すべきは,J-POPのラインナップだ。Ado,Creepy Nuts,YOASOBIの近年のヒットナンバーはもちろん,ボーカロイド曲も収録されており,「現代の日本」感が強い。どんな曲が最もドライブにピッタリなのか……それはプレイヤーが決めることだろう。
そのほか,カメラやドローンを駆使して絶景を撮影したり,あてもなく峠を流したりするのも特別な時間だ。レースやアクティビティの結果にこだわらなくても,最高の景色とお気に入りの音楽があり,そして愛車を走らせることができれば,本作をプレイする価値は証明できる。
本作をじっくり遊んで改めて感じたのは,「Forza Horizon」シリーズは「車好きのためのゲーム」という枠を軽く飛び越えていることだ。 練習を重ね,指先の加減ひとつで愛車を完璧にコントロールしていく達成感。タイトなコーナーを理想のラインで抜け,ライバルを追い抜く高揚感。そんな「人車一体」となれる感覚は,アクションゲームでキャラクターを自在に動かし,強敵を打ち倒す快感と本質的には変わらない。
前回のプレイレポートでも触れているが,圧倒的なビジュアルで再現された日本に,こだわり抜かれた「音」が命を吹き込んでいる。 唸りを上げるエンジン音,アスファルトを噛むスキール音。極上のSEの数々が,ともすればストイックで地味にもなりがちなレースゲームを,一瞬たりとも飽きさせないドラマチックな体験にしている。
本作はXbox Game Passに対応しているため,加入者はリリース日からプレイできる。たとえ免許を持っていなくても,車に詳しくなくても構わない。 誰もがひとたびアクセルを踏めば,私たちがよく知っている――それでいて刺激的な「日本の道」へと走り出せるのだ。
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