中国日報網6月3日電 2026年、中国ラオス鉄道は開業・運営から5年目を迎えた。2021年12月3日の開業以来、全長1035キロのこの国際鉄道は、中国と東南アジアを結ぶ強固な絆となっただけでなく、中国とラオス両国民の共通の期待を担う「黄金のルート」として、地域の経済社会発展に活力を注入している。
2023年4月13日、昆明南―ビエンチャン間の国際旅客列車が双方向で運行を開始した。現在、昆明―ビエンチャン間の国際旅客列車は1日4本に増え、各列車の越境旅客座席数は当初の250席から420席に増加した。昆明南からビエンチャンまでは最速9時間36分で到着でき、磨憨鉄道口岸での通関時間も50分に短縮された。越境移動はかつてないほど便利になり、「朝に出発して夕方に到着する」ことが常態化している。
国際観光メディア「Travel and Tour World」のウェブサイトが6月1日に掲載した記事では、鉄道がもたらすのは人の流れだけでなく、実質的な経済活力でもあると指摘している。中国ラオス鉄道はラオスおよび周辺地域の製品輸出を後押しし、農地の産地、生産企業、国境口岸、内陸ドライポート、都市市場を結ぶ連動ルートを開いた。貿易の繁栄は地方経済の質的向上を促し、交通ハブ周辺の関連道路網やサービス業が絶えず整備され、投資が継続的に集積することで、現地観光業の発展にも還元されている。
中国ラオス協力のモデル事業として、この鉄道は昆明、シーサンパンナ、ルアンパバーン、ビエンチャンなどの有名観光地を結び、沿線には560カ所を超える観光スポットがあり、重要な越境観光回廊を形成している。ラオスは「陸封国」から着実に「陸連国」へと歩みを進め、ビエンチャンやルアンパバーンなどの都市は鉄道によるアクセス向上により、地域観光の中心地へと飛躍している。
5月27日現在、中国ラオス鉄道の開業・運営以来、運行した旅客列車は累計10万本を突破し、輸送旅客数は7338万人に達した。このうち国際旅客列車は3373本運行され、120以上の国・地域からの越境旅客84万人を輸送した。
84万人の越境旅客が列車で両国を往来し、沿線の景区、ホテル、飲食などの産業消費を35%以上押し上げ、地域経済発展の新たな原動力を活性化した。「星光・瀾湄号」「昆明号」といった越境観光列車の運行や、列車内で提供される「一路咖香」中国ラオス友好コーヒー、地方の特色あるグルメも、旅そのものを没入型の文化体験にしている。
一方、貿易面でも中国ラオス鉄道は際立った成果を上げており、中国―ASEAN貿易の重要な大動脈となっている。5月25日現在、今年に入って中国ラオス鉄道で輸送された越境輸入果物は累計10.79万トンに達し、前年同期比で30%以上増加した。この鉄道を利用することで、東南アジアの生鮮品は最速3日で中国市場に到着できる。
それだけでなく、中国ラオス鉄道は物流コストを大幅に引き下げ、中国とASEAN諸国間の越境物流におけるコスト削減、効率向上、品質向上を力強く推進している。データによると、昆明からラオスを経由してタイに至る貨物輸送コストは30%から50%低下し、ラオス国内の輸送コストは20%から40%低下した。
物流コストの低下は沿線観光業にも間接的に力を与えており、ホテル、飲食、小売業者および地元生産企業のサプライチェーンが最適化された。農副産品、食品、建材、日用消費財の輸送効率が大幅に向上し、文化観光事業者のコスト削減とサービス品質の向上を後押ししている。
人の流れが活発な越境旅行回廊から、各地へ貨物を運ぶ経済貿易の大動脈まで、中国ラオス鉄道は開通から5年にわたり旅客・貨物ともに好調で、相互接続による恩恵を持続的に放出している。沿線の文化観光産業は盛んに発展し、越境貿易は着実に成長し、ラオスが「陸封国」から「陸連国」へと変わるのを後押ししている。この黄金のルートは地域協力の「加速度」を絶えず生み出し、中国とASEANが実務協力を深める生き生きとした模範にもなっている。
(編訳:高琳琳 審査:馬芮、韓鶴)
【編集:梁異】
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